社会が僕に向いてない

ままならんよね

ライブ活動と1秒の価値

 

ロッキンの中止を受けて、

今まで明言してなかった気持ちを吐いておこうと思い、

久しぶりにブログを書いています。

 

bundle gaze spoonは、コロナ禍でお客さんを現場に呼ぶライブをしない、

という決断をしました。

 

これは、ライブをする人間や、ライブに行く人間を否定するものではありません。

 

僕だって、少し立場が違えばライブをしていました。

例えば高校生のころの僕なら、メンバーが首を縦に振らなければ

サポートメンバーを入れてでもライブをしていたと思います。

 

あのころの僕と今の僕で決定的に違うのは、1秒の価値です。

 

あのころの1秒は、命程度では代えられないので、きっと、ライブをしました。

今の1秒は、命には代えられないので、ライブをしていません。

 

授業中に気になるあの子の顔を盗み見ることに使える1秒と、

お金のために頭を下げることに使うしかない1秒です。

 

だから、今が命程度では代えられない1秒な人たちが

ライブをしたり、騒いだりすることについては、

僕は、当たり前だと思っていますし、

そうやって繋いでいくことも大事だと思っています。

僕にはできないことをしてくれて、感謝すらしています。

 

 

そう、自分のために、あるいは自分の好きな人のために

そういう活動をするのは良いと思うんです。

仕方ないと思うんです。

 

でもさ、みんながそうすると、大義名分を掲げだすでしょう?

 

「音楽のために、今、ライブをしなければならない」

 

これが、僕には、気持ち悪くて仕方ないんです。

 

ライブハウスが全部潰れたって、

プロのミュージシャンが全員行き倒れたって、

音楽は続きます。

 

いやわかりますよ。

確かに、今ライブを続けておくことによる

音楽界隈へのメリットはありますよ。

 

でも、デメリットは?

人が死ぬかもしれない、じゃないですよ。

人を殺すかもしれない、です。

 

人を殺すのに、みんなで掲げたスローガンを

理由にするのは卑怯だなあと思うわけです。

自分本位な理由であることを認めてくださいよ。

 

 

こういうことを言うと、ライブでクラスターは発生していない!

何も知らずに四の五の言うな!という人がいますね。

 

クラスターが発生しなかったらいいわけじゃないんですよ。

ライブがなければ近寄ることがなかった人たちが

ライブによって近寄ることになれば、その分、

感染者が増えるリスクが高まります。

 

感染対策をすれば100%大丈夫、な訳がないんですよ。

人と人が接する回数や組み合わせが増えれば増えるほど、

感染者が増えるリスクが高くなります。

 

そして、感染した原因なんて、特定できることのほうが稀です。

ライブによる感染者は、表に出ていないだけで、絶対にもっといます。

 

 

頭に血が上ってきたので、もうやめておきます。

 

音楽を、ライブを続けてくれてありがとうな。

でも、人のせいにするのは卑怯だぞ。

という話でした。

 

 

オリンピックだけはおかしいと言い続けるけどな。

マジでふざけんな。

勝手にやるのは良いけど巻き込むなよ。

子供を巻き込むなよ。

学校に責任を押し付けるなよ。

なるほどたしかに緊急事態。